広報かでな10月号
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住民居住地区近隣への新施設整備断固反対〜防■整備格納庫移設計画〜令和4年5月25日に、米軍第18航空団から、住民地域に程近い一角(通称:パパループ)に、航空機のサビ防止のための塗装施設を建設するという説明がありました。當山宏町長は、説明があったその場で断固反対と表明しました。説明の際はまだ施設整備のための予算はついておらず、あくまで計画であるということでありましたが、後日、米国下院で予算が承認され、2027年(令和9年)完成予定で同計画が本格的に進捗しているとマスコミにより報じられました。嘉手納町では様々な角度から調査を進めつつ、7月14日の沖縄防衛局、外務省沖縄事務所への要請を皮切りに、米軍第18航空団など関係各所へ計画の撤回を求めて要請行動を行ってきました。また、嘉手納町民で構成される嘉手納町基地対策協議会においても、8月5日に開催された令和4年度定期総会で「防■整備格納庫移設計画に断固反対し計画の即時撤回を求める決議」が承認されました。このような中、當山町長は8月10日に、岩いわ本もと剛つよ人ひと防衛大臣政務官、深ふか澤さわ雅まさ貴き防衛省地方協力局長、市いち川かわ恵けい一いち外務省北米局長のもとを訪れ、「嘉手納基地に関する諸問題」について定期要請を行いました。定期要請の際には、町からの要請だけではなく、嘉手納町基地対策協議会の決議書も外務省及び防衛省へ手渡しました。これまでの定期要請では、嘉手納飛行場における騒音や悪臭等の基地被害全般について要請を行っていますが、今回は突如として持ち上がったパパループ地区への防■整備格納庫移設計画の撤回を求める要請をメインに行いました。とうやまひろし項 2(令和4年8月31日現在)嘉手納町役場嘉手納ロータリー第18航空団司令官より、防■整備格納庫移設計画等について説明があった。同計画について、町長よりその場で「町としては認められない」と反対の意思を示した。5月25日7月14日沖縄防衛局長、外務省沖縄担当大使へ防■整備格納庫移設計画撤回を求め、要請を行った。7月19日嘉手納町議会が「パパループ地区内への防■整備格納庫移設計画の即時撤回を求める意見書・決議」を全会一致で可決。7月21日防■整備格納庫移設計画撤回を沖縄米国総領事へ要請。7月29日同件について第18航空団司令官へ要請。8月 5日嘉手納町基地対策協議会令和4年度総会において「防■整備格納庫移設計画に断固反対し計画の即時撤回を求める決議」が承認された。町民からの情報提供により、パパループ内防■整備格納庫移設計画米側提示の移設先にて何らかの工事が実施されているのを確認。9日に、米側の情報により工事は文化財調査のためのものであると判明。8月 8日8月10日上京し、防■整備格納庫移設計画及び嘉手納基地に関する諸問題について要請。8月13日文化財調査が防■整備格納庫を建設する準備作業であると国防総省が認めたと報道された。文化財調査の即時中止を求めて、外務省沖縄担当大使へ要請。併せて町基地対策協議会も決議書を提出。また、同日付で、第18航空団司令官及び沖縄米国総領事へ、文化財調査に対し抗議文を郵送。8月19日8月24日同件について沖縄防衛局長へ要請。併せて町基地対策協議会も決議書を提出。嘉手納町議会が「パパループ地区への防■整備格納庫移設を前提とした文化財調査を即時中止し、移設計画の撤回を求める意見書・決議」を全会一致で可決。8月31日現在の防■整備格納庫米側が提示した新防■整備格納庫整備予定地事 広報かでな 2022 10月号防■整備格納庫移設計画に関する動き月 日

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